北九州・小倉の昭和が息づく大衆食堂 天ぷら定食 ふじしま。福岡市の天ぷら ひらおとの味の比較

グルメグルメブログ福岡名物・郷土料理  
2017年11月17日 金曜日

小倉駅からすぐの京町銀天街に、創業が昭和32(1957)年と老舗の天ぷら定食専門店が今でも賑わっています。地下にありますが、看板がかなり大きいのですぐに見つけられます。界隈では通称「ちかてん」と呼ばれる「天ぷら定食 ふじしま」。地元民や出張で立ち寄るビジネスマンにも人気の天ぷら屋をご紹介します。

天ぷら定食ふじしまの特長

お店の雰囲気は、昭和レトロな大衆食堂。中に入るとコの字を描いたテーブルが中央にありカウンター18席用意されています。お店は入り口で多いときは数名並んでおり、店を出るときにも、次々とお客が階段を降りてくるほどの人気店です。
通りの看板には「安く・早く・おいしく」と掲げてありますが、具体的にどうなのかを見ていきましょう。

 

高コスパ

メニューは、天ぷら定食(天ぷら5品 580円)・海老天付天ぷら定食(天ぷら9品 830円)、海老天だけ天ぷら定食(海老天5本 730円)のみ。全てご飯とお味噌汁付き。ご飯大盛りは+50円。単品メニューは、くじら天、海老天、ささ身天、白身魚天、キス天、各野菜天のみ。ビールも用意があるようです。昼間にビールと天ぷらをいただく中年男女も見かけます。

 

家庭的な優しい味わい

天ぷらや天つゆなど全体的に優しい味わいです。揚げたての天ぷらがいただけるのも嬉しいですが、著者が特記したいのは、長年切り盛りされているらしき女将さんの笑顔です。内面の美しさがにじみ出ているお顔立ちで、他の店員さんをさっとカバーしたり、常に笑顔で食事を運んでくる様子に心がほころびます。

 

気になるお味は?福岡の有名店“天ぷら ひらお”との違い

著者は、福岡市では毎日行列になる有名な「天ぷらひらお」も愛用しておりますが、両者の味の違いで比較してみたいと思います。

 

天つゆ

ふじしま: 上品な薄口醤油の優しい出汁にふわっと大根が絡まった出汁ベースの優しい味わい。

ひらお:濃口醤油のベースの甘さのある出汁に、水気を絞った大根がドカンに添えてあり「甘口醤油」という感じです。

 

天ぷら

ふじしま: 真っ白なので関西風。サクサク、ホクホク軽い感じが特徴です。人参のかき揚げは人参のもつ甘みとサクサク感でご飯が進みます。天つゆにつけてもふわっと口当たりが軽い。その軽さ故にべったりすることはなく、全体的に軽いので具材とのバランスが衣の中で素材の水分や海老の出汁が凝縮されて柔らかくなっています。

ひらお:カリッとかための薄い衣の印象的で、素材の美味しさと衣自体にもほのかに甘さがある感じです。ふじしまよりも衣が薄くて固いのが印象的です。

 

お味噌汁

ふじしま: 味噌は白味噌。ダシが効いた酒粕が入ったような風味で、キメ細かいしっかりした甘いコクのある味で、たっぷりお豆腐とわかめに具をしっかり感じます。上品な口当たりで、田舎風の温かみもあります。お味噌汁だけでご飯がススム。お味噌汁目当てでくる人も多いとテレビでも言われてましたが、著者もその一人です。

ひらお:合わせ味噌で全体的に甘みのある薄味でお豆腐と浅葱が入った優しいお味です。

 

テーブルおかず

ふじしま: 特にテーブルおかずや天ぷら用の調味料はなく、沢庵が2枚ついているのみになります。お値段が安いので天ぷらだけで十分に満たされます。

ひらお: 名物の、もやしの酢の物・ゆずの効いたイカの塩辛・大根の煮付け・高菜などが無料で食べ放題となってるのが魅力。天ぷら用のカレー粉・抹茶塩・ごま塩などがついています。

 

あとがき

個人的には、薄口で上品な味わいのふじしまの天ぷらが好みです。とにかくお味噌汁が本当に美味しい。家で食べる天ぷらのような軽さで後を引かずパクパク食べてしまいます。家庭的な味の「天ぷら定食 ふじしま」。地下にあるためか地元民でも知らない人もたまにいるので、本当は内緒にしたくなる穴場の店です。
ぜひ一度立ち寄って見てはいかがでしょうか。


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