糟屋郡新宮町の相島は猫ちゃんの楽園として、世界的な有名な島!行き方や観光

“もふもふ”猫ちゃんの楽園 相島ってどんな島?

島の周囲は約8kmという小さな島です。

東西に細長く南に面して入り江になっています。

この特有の地形のために、夏の台風や冬季の季節風の影響を受けにくく、昔から急な荒天の場合の船の避難場所となっていたようです。

歴史に名を刻む、九州の重要拠点としての相島

古くは、中国大陸と九州を結ぶ航路の要衝であったようで、『万葉集』や『日本書紀』の中にも、「阿恵島」「吾瓮」の名で出てきます。

さらに戦国時代などには、羽柴秀吉の武将たちが、名護屋城に向かう途中にこの島に立ち寄り、海岸の石を一個ずつ盛って千手観音像に航海安全と朝鮮征伐の勝利を祈願したと伝えられています。

そして驚くことに、当時積み上げられた石の山は現存していて、「太閤潮井の石」と呼ばれて、観光の名所になっていますよ。
また江戸時代に唯一国交を結んでいた朝鮮からの「朝鮮通信使」を相島で接待していたそうで、異国文化との交流地点となっていました。

相島が注目された理由とは?

 東端の海上に、海食により穴の開いた岩「めがね岩」があり、九州自動車道の新宮町境界標識に町のシンボルとして描かれるほど注目度が上がっている相島ですが、いつからこれほど有名な島になったのでしょう?

以前から海釣りの好スポットとして有名で、釣りを目的に訪れる方々は多く見られていた相島。

以前から猫が多く生息していて、30年以上にわたり野良猫の継続調査が行われていたのですが、そのような事は地元民しか知らない事でした。

しかしある時、英字新聞のジャパンタイムズが「野良猫の天国の島」(The feral felines of Cat Heaven Island)として紹介したのを初め、アメリカのCNNニュースも「猫が”支配”している場所」の1つとして相島を紹介したことをキッカケに、海外から猫好きの人々が押し寄せるようになったんですね。

そしてその様子をSNSにUPすることで、猫の楽園として、世界的に有名な島となった訳です。

本当に分からないものですよね?

観光客誘致に苦しむ市町村が多い中、海外メディアのニュースが起点となって、国内どころか海外から観光客が遣ってくるなんて、夢のような話です。

 

相島へ渡る交通手段とは?

相島へは船で渡りますよ。

新宮漁港と相島漁港を結ぶ町営渡船が運航されていて、所要時間は約17分とあっというまの海上の旅です。

夏季(4月1日から9月30日まで)は1日6便、冬季(10月1日から3月31日まで)は1日5便運航されていて、 新宮漁港には有料駐車場があるほか、西鉄新宮駅およびJR福工大前駅・新宮中央駅と漁港との間では、“新宮町コミュニティバス”が渡船の時間に合わせて運行されています。

町営渡船「しんぐう」の時刻表は以下の通りです。

相島発/新宮発(4月1日から9月30日まで)片道460円/子供230円

7:00/7:50
8:40/9:20
10:50/11:30
13:50/14:30
16:00/16:40
17:30/18:10

相島発/新宮発(10月1日から3月31日まで)

7:00/7:50
8:40/9:20
10:50/11:30
14:00/14:40
17:00/17:40

ちなみに、相島にはバスやタクシーなどはないですよ!

 

相島 観光の見所と課題

島を一周することができる全長5.4キロメートルの周回道路沿いには、島の見どころが満載で、ハイキングコースとして親しまれています。

また、相島は渡り鳥の中継地として、多数の野鳥が確認されていて、バードウォッチングもオススメです。

それでは相島の魅力スポットを駆け足で紹介しましょう。

・筑前相島燈台
平坦な相島で一番高台になります。眼下に玄界灘を見渡せます。

・石宮神社
豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に、戦勝祈願したと言われる神社です。
ここでは「太閤潮井の石」を見ることが出来ますよ。

・穴観音
言い伝えによれば1000年以上も昔からある洞窟の中にある観音様です。

・めがね岩
何千年もの間、自然の波に削られて丸い空洞が出来あがった岩です。
こちらは長井浜の海岸から見る景色が最高のロケーションですよ。

・蒙古供養塔
元寇の役が起こった遠い歴史を偲ぶ場所です。

・龍王石

・若宮神社

他にも、三日月形の島内には国指定史跡の「相島積石塚群」など貴重な遺跡や神社がたくさんあります。さらには自然の柱状節理の絶壁など大自然の造形美も見どころのひとつです。

 

行政による広報活動が今後のカギ?

海外メディアの情報から海外の観光客が押し寄せるようになった相島ですが、海外の方へのサポート体制が不十分のようです。

また、観光客が十分にくつろげるサービスや、地産の食事などを拡充させていければ今後大きな財源のひとつになるのではないでしょうか?

折角頂いたチャンス、是非活かして頂きたいものです。

#この記事に付けられたタグ


特集