オンデマンドシェアサイクルサービス『メルチャリ』福岡市より始動!
福岡市中央区、博多区、それに城南区や東区などの一部で利用できる1分4円から利用できるシェアサイクルサービスに「メルチャリ」があります。名前からわかるようにメルカリ系のシェアサイクルサービスです。
福岡市内のあちこちにあるポートと呼ばれる駐輪場でアプリを使って自由に自転車を借りることができるサービスです。福岡は自転車利用者が多い街ですが、そんな街でもかなりの人気となっています。
メルチャリの開始はなぜ福岡市だったのでしょう?
『メルチャリ』サービス開始にあたって福岡市が選ばれたわけとは、都市機能がコンパクトに整っていて、比較的平坦な土地であるため、自転車に適していると判断したそうです。
具体的には、博多駅周辺と天神という二つの商業地帯が程良い距離間でその移動に自転車が最適だと思えたことと、メルカリが福岡にカスタマーサポート支店を設けており、あらゆるトラブルにスピーディーに対応できることにあったのでしょう。
長距離での移動ではない、利便性が高い地域で寄り道を繰り返す事の出来る自転車の活用を期待していることでしょう。
自転車はどこで借りるの?何台あるの?
『メルチャリ』サービス開始時は、博多・天神・ウォーターフロントエリアを中心に様々な拠点があります。福岡市の実証実験ということもあり、市役所などにもポート(駐輪場)があります。市の施設って意外といい場所にあるので、ここがポートになっているというのは使い勝手がいいです。
他にもホテル、マンション、コインパーキングなどとも提携しています。マンションの駐輪場の一角がメルチャリのポートになっていたりします。
メルチャリの自転車とは?どうやって利用したらいいの?
自転車は、自転車メーカーとの共同開発で日本製とのことです。
ちなみにこちらは電動タイプではなく、ほぼ一般的な自転車と同じと思って頂いていいと思います。
これについて運営元は、メンテナンス性と乗り心地を追求した結果としていますが、実験的な段階において電動タイプの導入は、設備投資が大きく、リスクしかありませんからね。
仕方のない事だと思いますよ。
私の個人的な見解では、今後本当にこのサービスで利益を上げたいならば電動タイプを導入することは避けられないと思っています。
メルチャリの利用方法と返却は?
『メルチャリ』は使い方も簡単です。
メルチャリアプリをダウンロードして、登録をすればすぐに使えるようになります。
なお、登録時「r2jdqr」の招待コードを入れると15分の無料利用券がもらえますので、よろしければどうぞ。
登録後、自転車のQRコードを読み取れば解錠、貸出開始目的地の近くの拠点に返却して、鍵をかけるだけで完了です。
また、自転車にはGPSとLTE通信モジュールが内蔵されており、自転車が駐輪されている場所をサポート側が常時把握できる仕組みになっています。
考えられるトラブル!事故や故障の時はどうするの?
自転車利用中の事故に関しては、損害保険ジャパン日本興亜および東京海上日動火災保険による自転車専用保険が用意それています。
自身の事故や怪我に対応してくれるのは勿論のこと、示談交渉サービスつきの賠償や、怪我を負った場合に補償を受けることができるようになっています。
傷害保険(死亡・後遺障害保険金額最大1000万円)、個人賠償責任保険(最高2億円)、自転車や拠点などの管理不具合による損害に対応する施設賠償責任保険(身体、財物ともに最高2億円)に対応しています。
また、スマートロックや通信装置は内蔵のバッテリで稼働しています。
自転車には発電機などは搭載されておらず、電池残量が少なくなると、電源が切れてしまう直前のタイミングでの現在地を発信する仕組みです。
先程も述べましたが、自転車にはGPSとLTE通信モジュールが内蔵されていますので、違法駐輪されている車両の発見や、故障、トラブル時でも自転車のある場所をすぐに確認可能で、これらの車両は民間企業のサポートトラックが移動・回収を行います。
メルチャリの一番の特徴とは?
『メルチャリ』の一番の特徴は、ユーザーがメルチャリの運営に参加する「共同運用型」だという事です。
例えば)
- タイヤの空気入れやポートの清掃
- バッテリの充電
- 違法駐輪や故障車の報告
これらを個人のサポーターを募り、協力したユーザーにメルカリポイントやメルチャリオリジナルグッズ、メルチャリで貯まるマイルの付与などを実施するとのことです。
たとえばメルチャリのアプリで、放置されているメルチャリの場所を確認できます。これをポートに戻してあげることでマイル(ポイント)がもらえる仕組みになっています。他にも在庫が少ないポートに借りている自転車を返却するとポイントがもらえるというような仕組みもあります。
メルチャリの拠点(ポート)も同社が設置したもの以外に、地域の民間企業や個人宅、店舗の軒先など、地域のユーザーが持つスペースを大小問わず提供してもらうことで、街により多くのポートを設置する方針のようです。
これは意外と便利で、大名や今泉、中洲などの繁華街って自転車で行っても駐輪場が無かったりするんですよね。これがメルチャリならそうした場所にあるポートに停めればOKです。
気になる料金は1分あたり4円とリーズナブル
さて、気になる料金ですが、4円/分と、かなりリーズナブルです。
最近の報道にあったように、人員不足から、西鉄の100バスの本数減便も重なって、一気にシェアサイクルの波が押し寄せてくるでしょうか?
なお、メルチャリ以外もハローサイクリングやCOGICOGI SMARTといったシェアサイクルサービスが福岡に展開してきていますが、提供状況としてはメルチャリが最強ですね。
福岡で使えるシェアサイクル(レンタサイクル)を比較! | とくなび福岡
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