福岡市美術館「インド更紗 世界をめぐる物語」10月17日開幕|料金・見どころ

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投稿日:2026年9月23日 水曜日
更新日:2026年9月16日 水曜日

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福岡市美術館で2026年10月17日(土)から12月20日(日)まで、特別展「カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語」が開催されます。

鮮やかな色彩と精緻な文様で世界の人々を魅了してきたインド更紗。
本展では、ロンドン在住のコレクター、カルン・タカール氏が長年にわたって収集してきた名品を通して、インドからヨーロッパ、東南アジア、日本へと広がった更紗の物語をたどります。

この展覧会のポイント
・カルン・タカール氏のコレクションを日本で初めて紹介
・世界各地へ渡ったインド更紗の変化と広がりをたどる
・日本で更紗がどのように受け入れられたのかにも注目
・10月17日にはカルン・タカール氏本人によるトークイベントも開催

同じ福岡市美術館では、会期が重なる2026年12月20日(日)まで「山内光枝展 潮ノ記」も開催されています。アート鑑賞を楽しみたい方は、あわせてチェックしてみてください。

「インド更紗 世界をめぐる物語」とは

インドで生まれ、世界各地の暮らしや美意識に影響を与えてきた更紗。その長い旅を、14世紀から19世紀に及ぶ染織コレクションなどからひもとく展覧会です。

茜や藍などの染料と、媒染剤や防染剤を用いて木綿を堅牢に染める技術は、数千年前のインドで生まれたとされています。

鮮やかな色彩と大胆かつ精緻な文様をもつ木綿布は、日本では「更紗」、英語では「チンツ」と呼ばれ、交易の広がりとともに各地へ渡りました。

本展では、インド更紗が世界的な商品として広まってから数百年にわたり、ヨーロッパ、東南アジア、日本など、それぞれの土地の文化や美意識と出会いながら変化していった姿を紹介します。

単に美しい布を見るだけでなく、「インドで生まれたデザインが、交易によって世界へ運ばれ、それぞれの土地で新しい表現へつながっていった」という視点で鑑賞できるのが、本展の大きな特徴です。

日本の暮らしにも深く根づいたインド更紗

海外からもたらされたインド更紗は、日本でも長く珍重されてきました。
小さな布片まで大切に残されてきた歴史から、日本人と更紗との深い関わりを知ることができます。

カルン・タカール氏によるメッセージでは、日本で更紗が愛されてきた記録は1600年代初頭までさかのぼると紹介されています。

舶来の更紗は、茶道具を包む仕覆(しふく)をはじめ、風呂敷や煙草入れ、掛け軸の表装、畳縁などにも用いられました。
ごく小さな端切れも見本帖に貼られ、大切に保存されてきたといいます。

インドで生まれた染織品が海を越え、日本の伝統文化の中へどのように取り込まれていったのかも、展覧会を楽しむうえで注目したいポイントです。

カルン・タカール氏とは

世界各地の染織品を収集してきたカルン・タカール氏。そのコレクションの背景には、幼い頃から身近にあった布や衣服への関心があります。

カルン・タカール(Karun Thakar)氏は1960年生まれ。幼少期をインド・デリーで過ごし、母親が営んでいた仕立屋を手伝いながら、さまざまな布から衣装が作られていく様子を身近に見て育ちました。

1974年に家族とともに英国へ移住した後も布や工芸への関心を持ち続け、1982年からアジアやアフリカの民芸品、染織品の収集を開始しました。

2021年にはロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館と協働し、アジア・アフリカのテキスタイルと服飾に関する研究を助成する「カルン・タカール基金」を設立しています。

タカール氏は自身をコレクションの「束の間の守り人」と捉え、作品を博物館へ寄贈・貸し出すなど、多くの人と共有することを大切にしています。

開催概要|会期は10月17日から12月20日まで

会場は大濠公園内にある福岡市美術館2階特別展示室です。10月の金曜・土曜は午後8時まで開館するため、通常日より遅い時間まで鑑賞できます。

展覧会名
カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語
会期
2026年10月17日(土)~12月20日(日)
会場
福岡市美術館 2階 特別展示室
住所
福岡市中央区大濠公園1-6
開館時間
9:30~17:30
10月の金曜・土曜は9:30~20:00
※入館は閉館30分前まで
休館日
月曜日
※10月19日(月)、11月23日(月・祝)は開館
※10月20日(火)、10月21日(水)、11月24日(火)は休館

休館日に注意
通常の月曜休館とは異なる日があります。特に10月19日(月)は開館し、翌20日(火)と21日(水)が休館となります。来館日を決める際は日付を確認しておきましょう。

観覧料と前売券

一般の当日料金は1,700円、高大生は1,100円、中学生以下は無料です。前売券と20名以上の団体には割引料金が設定されています。

一般
1,700円
前売・20名以上の団体:1,600円
高大生
1,100円
前売・20名以上の団体:1,000円
中学生以下
無料

前売券は2026年9月3日(木)から10月16日(金)まで、福岡市美術館のミュージアムショップとARTNEチケットオンラインで販売されます。

ARTNEチケットオンラインを確認する

観覧無料となる方
身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、デジタル障害者手帳「ミライロID」を提示した本人と介護者1名は無料です。また、特定医療費(指定難病)受給者証、特定疾患医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証を提示した本人も無料となります。

開幕日にカルン・タカール氏のトークイベント

展覧会初日の10月17日には、コレクター本人を迎えたトークイベントを開催。11月には、インド更紗について理解を深める講演会も予定されています。

10月17日「わたしのインド更紗コレクションと本展について」

カルン・タカール氏と、本展を監修する福岡アジア美術館館長・岩永悦子氏が対談形式で、更紗の魅力やコレクションにまつわるエピソードを紹介します。

日時
2026年10月17日(土)14:00~15:30
開場13:30
会場
福岡市美術館 ミュージアムホール
講師
カルン・タカール氏、岩永悦子氏(福岡アジア美術館館長)
料金・定員
聴講無料/180名・先着順

11月21日「インド更紗-グローバルなデザイン、ローカルなプロダクト」

11月21日(土)には、本展監修者の岩永悦子氏による講演会を開催。世界各地へ広がったインド更紗の魅力を、より深く知る機会となります。

日時
2026年11月21日(土)14:00~15:30
開場13:30
会場
福岡市美術館 ミュージアムホール
講師
岩永悦子氏(福岡アジア美術館館長)
料金・定員
聴講無料/180名・先着順

公式図録は図版約80点を収録

作品を鑑賞した後に、インド更紗の世界をさらに深く振り返りたい方には公式図録も用意されています。福岡市美術館のミュージアムショップで販売予定です。

収録
図版約80点
仕様
B5変型・168ページ
価格
3,500円(税込)

福岡市美術館へのアクセス

福岡市美術館は大濠公園内にあり、地下鉄空港線「大濠公園駅」と地下鉄七隈線「六本松駅」の双方から徒歩でアクセスできます。

地下鉄空港線
大濠公園駅(福岡市美術館口)3・6番出口から徒歩約10分
地下鉄七隈線
六本松駅2番出口から徒歩約10分
専用駐車場
普通車26台・1時間200円
※週末や祝日は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用も検討してください。

福岡市美術館の交通案内を確認する

世界を旅した布の物語を福岡で

インドで生まれた更紗は、交易によって海を越え、ヨーロッパや東南アジア、日本へと広がりました。そして各地の文化や美意識と出会い、新たなデザインや使われ方を生み出していきました。

「カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語」は、美しい染織品そのものを楽しむだけでなく、布を通して世界の交流やデザインの歴史をたどれる展覧会です。

2026年10月から12月に福岡でアートや工芸に触れたい方は、大濠公園散策とあわせて福岡市美術館を訪れてみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい関連記事

秋から冬にかけて福岡ではさまざまな展覧会が開催されます。今回の展覧会とあわせて、次のおでかけ候補もチェックしてみてください。

公式情報
福岡市美術館「カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語」公式ページ
※開催内容や関連イベントは変更となる場合があります。来館前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

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