爪の異常・病気
ネイルケアについての情報をお届けします。ここでは爪に起こる病気や異常について解説しています。
爪の異常・病気
爪は健康を映す鏡
一般的に爪を見れば、健康状態が分かると言われています。
化粧品や薬品などの外的なダメージを受けた時や、栄養不足、体内に潜む病気を知らせてくれます。
爪に変化が現れた時は、手と足の全ての爪に変化が見られます。また、爪自体の病気になる事もあります。
体内の変化を早期に発見する為にも、日常から爪の変化を注意して見ておくようにしましょう。
陥入爪(かんにゅうそう)
一般的に巻き爪と呼ばれている爪の病気です。手足に起こりますが、足の親指が一番起こりやすい場所です。
爪先端部分の両へりが変形し、その周囲の皮膚に食い込んだ状態を言います。悪化すると赤く腫れて出血し、激しい痛みを伴って歩行がしにくくなる場合もあります。
陥入爪(かんにゅうそう)の原因
- 手入れの際の誤った爪やすりの使い方
- 靴が自分の足に合っていなかったり、つま先の細いハイヒールを履く
- 深爪
- 長時間の立ち仕事
- 肥満が原因で足の指に体重がかかり過ぎる
陥入爪(かんにゅうそう)の対処法
- 爪を切る時は、指先より1ミリくらい長めにして、四角に切るようにします。爪の切りすぎに注意しましょう。
- やむを得ず出来てしまった場合で、そんなに爪が深く食い込んでいない場合は、爪の角を丸く切りかかる力を減らせるようにします。
- 爪が深く食い込んでしまい化膿がひどい場合は、無理に自分で処理しようとせず、皮膚科の専門医に診てもらうようにしましょう。
- 改善法として、人工爪を使って爪を長くしたり、ワイヤーを使うなどの治療法もあるので専門医に相談してみましょう。
爪白癬(つめはくせん)
俗にいう爪の水虫。爪の病気の中で最も多いと言われているのがこの爪白癬です。
角質化した爪の皮膚の中に、水虫を引き起こす白癬菌というカビの一種が入り込んで繁殖した状態の事を言います。
水虫のある爪にできやすく、放っておくと全ての指に細菌感染が広がります。
かゆみなどの症状が全くないのでかかっていても気付いていない人も多く、国内で約300万人以上いると考えられています。中高年の男性に多いのが特徴です。
爪白癬(つめはくせん)の症状
- 爪の表面が乳白色や黄色っぽく濁る。
- 爪がボロボロにもろくなる。
- 爪の形が厚く変形する。
- かゆみは全くない。
爪白癬(つめはくせん)の対処法
- 足の指と指の間をよく洗って、常に清潔に保ちます。
- 爪白癬はうつります。家族とスリッパやマットなどを共同で使わないようにしましょう。
- 爪白癬にかかった爪はこまめに切て爪やすりをかけるようにします。
- 抗真菌薬の内服と、外用薬を塗布するなど根気よく治療を続ければ完治します。
- ネイルケアやネイルアートは避け、皮膚科の専門医に相談しましょう。
爪甲層状分裂症(そうこうそうじょうぶんれつしょう)
二枚爪の事です。爪のエナメルが剥がれて、爪の先端部分が裂けた状態を言い、水分不足により乾燥した爪に起こる場合が多くあります。
また若い女性にも多く、マニキュアや除光液の影響、爪切りや爪ヤスリなど手入れの仕方でも起こる場合があります。その他、貧血気味や血行不良の人にも起こりやすいと言われています。
爪切りは使わないようにします。爪の手入れをする場合は、入浴後や指を温めるなどした後に爪やすりで丁寧に削り、爪にハンドクリームやキューティクルオイルなどを塗ってケアします。
ささくれ
ささくれとは、爪の周辺の皮膚や甘皮が乾燥し裂けてしまう症状を言います。甘皮の乾燥や傷により起こり、出血してしまう事もあります。
手で無理やりひっぱってちぎらずに、甘皮をキューティクルオイルなどで潤いを与えて柔らかくし、ニッパーで根元から切ります。放置すると感染症を起こす場合があるので、早めに処置をします。
すじ爪
爪の表面に縦か横の線が入る状態です。大人の爪には通常、縦線が入り加齢と共に増えていきますが、乾燥がひどい場合や血液循環が悪い場合にも縦線が入る事があります。
横線が入る場合は、亜鉛など栄養が不足してたり、ストレスが溜まった時などが原因と考えられています。その他、高熱が出た時、妊娠中にも起こる事があります。
規則正しい生活や食事に心がけましょう。出来てしまった場合は、バッファ(爪磨き)で磨くとスジを滑らかに出来ます。
噛爪(かみづめ)・咬爪症(こうそうしょう)
爪の噛み過ぎにより、爪の形が変形してしまう状態の事を言います。ささくれや、爪の組織を損傷してしまう事により起こる細菌感染の原因となる事もあります。
噛み癖がひどい人は、マニキュアを塗ったり、爪の表面にクリームを塗ると、噛む事を自然と避ける様になるので効果的です。
爪の変形がひどい場合は、爪が十分に伸びて変形が直るようになるまで、つけ爪を付ける様にし、自爪を隠して保護するようにします。
さじ状爪
その名の通り、爪の先端部分が上向きに反り、中央部分がへこんでスプーンのような形になる状態です。症状によっては全体がへこんだり先端だけがへこんだりするものもあります。
鉄欠乏性貧血や鉄分の不足、甲状腺機能障害などの病気の症状として起こったり、またアルカリ性物質などを使う機会が多かったり、手先に圧迫のかかるような職業の人にも多い病気です。
爪下出血
外的な衝撃などで爪床が傷つく事で内出血を起こし、爪と皮膚の間に血栓が出来る事を言います。症状が改善されると共に、自然に取れていきます。
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