伊藤隆介「福博風景考」9/19開幕|Artist Cafe Fukuokaで観覧無料

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投稿日:2026年8月28日 金曜日
更新日:2026年8月27日 木曜日

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2026年9月19日(土)から10月12日(月・祝)まで、福岡市中央区城内のArtist Cafe Fukuoka/グランドスタジオで、伊藤隆介「福博風景考:時を駆ける少女は飛翔の夢を見るか? ITO Ryusuke: Fukuoka Women Leaping Through Time!」が開催されます。

精巧な模型とリアルタイム映像を組み合わせた独自の表現で知られる美術家・映像作家、伊藤隆介さんが、福岡の歴史や文化、人々の交流をテーマにグランドスタジオ全体を「巨大劇場」へと変える展覧会です。観覧は無料です。

模型とリアルタイム映像が交差する「巨大劇場」

本展ではグランドスタジオ全体をひとつの劇場に見立て、模型という物質と映像のイメージが重なり合う独自の空間がつくられます。

伊藤隆介さんの作品を特徴づけるのが、ギミックを組み込んだ精巧な模型と、その動きをカメラで捉えてリアルタイムに投影する表現です。

目の前に存在する模型と、スクリーンに映し出される映像。同じものを見ているはずなのに、それぞれから受ける印象は必ずしも同じではありません。

本展では、こうした現実と映像、物質とイメージが絶えず交差する「リアリスティック・ヴァーチャリティ(現実的仮想)」の世界が、広いグランドスタジオいっぱいに展開されます。

 

この展覧会のポイント

精巧な模型を見るだけではなく、その模型がカメラと映像を通して別の風景へ変化していく過程まで含めて体験できるのが大きな特徴です。グランドスタジオのスケールを生かしたインスタレーションにも注目です。

2000年以上にわたる福岡の「交流の軌跡」を視覚化

今回のテーマは福岡市。大陸との交流を重ねてきた街の歴史を、模型と映像によるインスタレーションとして現在の空間に呼び起こします。

福岡は古代から大陸との外交や交易の窓口となり、さまざまな文化や人々を受け入れながら発展してきました。

展示空間では、そうした長い歴史の中で積み重なってきた「交流の軌跡」や時代ごとの「地層」を、模型と映像によってダイナミックに視覚化します。

弥生時代から現代へと続く福岡のエネルギーは、「走る女性」や「飛ぶ飛行機」といったモチーフを通して象徴的に表現。歴史上の出来事を順番に紹介する展覧会とは異なり、街の記憶や時間そのものを空間として感じるような構成が見どころになりそうです。

さらに公式案内では、福岡にゆかりのあるマンガやアニメとのコラボレーションも見どころとして紹介されています。現時点の公式ページでは具体的なコラボレーション作品までは明らかにされていないため、続報にも注目です。

伊藤隆介とは|模型と映像を行き来する独自の表現

伊藤隆介さんは北海道生まれの映像作家・美術家です。映画、模型、ジオラマなどを横断しながら、現実の見え方を問い直す作品を発表しています。

1963年北海道生まれ。1992年にシカゴ美術館附属大学修士課程を修了し、映画をコラージュするファウンド・フッテージ作品や、模型・ジオラマを撮影して投影する「Realistic Virtuality」シリーズなどを展開してきました。

また「村雨ケンジ」名義でマンガ、アニメ、映画などのメディア評論も行い、2015年には北海道文化奨励賞を受賞。現在は北海道教育大学教授を務めています。

福岡との縁もあり、2017年には三菱地所アルティアムで個展「天神洋画劇場」を開催。2005年には福岡アジア美術館の「第3回福岡アジア美術トリエンナーレ2005 多重世界―平行するリアリティ」にも参加しています。

開催概要|2026年9月19日から10月12日まで観覧無料

会場は福岡城跡や大濠公園にも近いArtist Cafe Fukuokaのグランドスタジオです。休館日の扱いを含め、来場前に基本情報を確認しておきましょう。

展覧会名
伊藤隆介
福博風景考:時を駆ける少女は飛翔の夢を見るか?
ITO Ryusuke: Fukuoka Women Leaping Through Time!
会期
2026年9月19日(土)~10月12日(月・祝)
会場
Artist Cafe Fukuoka/グランドスタジオ
住所
福岡市中央区城内2-5
観覧料
無料
開館時間
展覧会公式ページでは未記載
※Artist Cafe Fukuokaの通常開館時間は11:00~19:00です。展覧会の観覧時間については、来場前に公式情報をご確認ください。
休館日
月曜日
※月曜日が祝日・振替休日の場合は、その後の最初の平日

来場前に開館時間を再確認

FaN Week 2026の展覧会個別ページでは、現在「開館時間」の欄に時間が掲載されていません。
Artist Cafe Fukuoka自体の通常開館時間は11:00~19:00ですが、本展の観覧時間は公式ページや会場案内で最新情報を確認してからお出かけください。

FaN Week 2026とあわせて福岡のアートを巡る

本展は、9月19日から10月12日まで福岡市内で展開される「FaN Week 2026」のプログラム。街を移動しながら複数の展示を楽しめます。

近隣の福岡市美術館では、9月8日から「山内光枝展 潮ノ記」が開催されます。Artist Cafe Fukuokaと福岡市美術館を組み合わせれば、城内・大濠公園エリアで現代アートを巡るプランも立てやすくなります。

天神方面では、9月1日から「ONE FUKUOKA BLDG. CULTURE MONTH 2026」を開催。
9月19日からはFaN Week連携企画も始まるため、本展とあわせて街なかのアートを楽しみたい方に向いています。

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FaN Weekの時期は福岡各地でアートイベントが重なります。昼から夜まで組み合わせて巡ると、秋の福岡をより幅広く楽しめます。

福岡の歴史と現在を、模型と映像で体感する展覧会

長い時間をかけて文化や人々が行き交ってきた福岡。その記憶を模型と映像で再構成し、現在の街へ重ね合わせるのが今回の展覧会です。

模型そのものと、カメラを通して生まれる映像。その両方を行き来しながら見ることで、普段見慣れている福岡の街や歴史にも、これまでとは違った見方が生まれるかもしれません。

観覧無料で、FaN Week 2026の会期いっぱいとなる10月12日(月・祝)まで開催予定です。

福岡の現代アートを巡る秋のお出かけ先として、Artist Cafe Fukuokaのグランドスタジオへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

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